21歳“京娘”川崎春花 驚異28アンダー国内女子ツアー記録で2戦連続V「イカ!透明のイカを食べます!」
「女子ゴルフ・大東建託いい部屋ネット・レディース・最終日」(21日、ザ・クイーンズヒルGC=パー72)
首位から出た21歳の川崎春花(村田製作所)が8バーディー、ボギーなしの64で回り、ツアー制度が施行された1988年以降の72ホール最少スコア記録を4打更新する通算28アンダー、260で2戦連続優勝を果たした。通算4勝目。これまでの記録は2016年11月の大王製紙エリエール・レディース(パー72)でテレサ・ルー(台湾)がマークした24アンダー、264だった。
激しいバーディー合戦を、“はんなり京都娘”の川崎が28アンダー、260のツアー新記録で制した。4日間72ホールで1イーグル、28バーディー、2ボギー。ミネビアミツミ・レディース北海道新聞カップから、自身初の2戦連続優勝と合わせた二重の喜びに「記録に名前が残る。すごくうれしい」と目を輝かせた。
前半で三つ伸ばし、10番もバーディーでこれまでの記録、24アンダーに並んだ。競り合う山下、三ケ島は「24」を超えられない。川崎だけが壁を突き破り、13番で6メートルの下りのフックラインを読み切り、さらに15番からの3連続バーディーで逃げ切った。
前戦は2日目にトップに立ち、今回は3日目から首位を守った。8日間連続60台の好スコア。好調な要因は約1カ月前にパターの握りをクロスハンドに変え、それまで今季7度あった予選落ちから一気に上向いた。
そして、この2試合、繰り返し口をつくのが「目の前の一打」というフレーズ。現役時代の宮里藍さんが言っていた姿とダブるが「そうなんですね。それは知らなかったです」という。ただ「5月のブリヂストン・レディースの座談会でお話を聞いて、ずっと耳に残っているのが『自分のことを知る』というお言葉です」とも。6月の試合を終え、スコアばかりを気にしている自分に気づいたことから、藍さんと同じ言葉にたどり着いたそうだ。
プロテスト合格翌年の2022年には、19歳の大会最年少で日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯を制した実力者。勝って「ふわふわした気持ち」を制御できるようになったのが成長と話す。今後も地に足をつけ「優勝を目指して頑張るより、こつこつやるのが自分のスタイル」と笑う。
「北海道では両親とおすしを食べて帰ったので、今日は博多で…、イカ!透明のイカを食べます!」。昨年、トップ10が3回と苦しんだ姿はもうない。2戦連続Vで、21歳の逸材が完全に復活した。
◇川崎春花(かわさき・はるか)2003年5月1日、京都市出身。父と姉の影響で7歳のときにゴルフを始めた。大院大高では19年に全国高校選手権団体優勝。21年11月のプロテストに合格した。1年目の22年、9月の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯でツアー初優勝。10月の延田グループ・マスターズGCレディースで2勝目を挙げた。23年はトップ10が3回。今季は7月のミネビアミツミ・レディース北海道新聞カップで1年9カ月ぶりに優勝した。158センチ、51キロ。





