プロゴルファーの坂田信弘氏が22日に死去 76歳 坂田塾でジュニア育成、漫画「風の大地」の原作も
プロゴルファーの坂田信弘さんが22日に亡くなった。76歳だった。
25日、息子でプロゴルファーの雅樹氏が自身のSNSに「坂田信弘が7月22日に亡くなりました。76歳でした」などと記し報告した。葬儀は家族葬で行った。
坂田さんは1947年10月11日、熊本県出身。京大を中退し自衛隊に入隊。71年に栃木県の鹿沼CCの研修生となり、75年にプロテストに合格した。小学館の「ビッグコミックオリジナル」で連載されたゴルフ漫画「風の大地」(かざま鋭二作画)の原作を務め、93年には熊本に坂田塾を開校。札幌、福岡、名古屋、神戸など全国でジュニア選手を育て、賞金女王に輝いた上田桃子と古閑美保や、笠りつ子、安田祐香らを輩出した。大手前大ゴルフ部の総監督も務めた。
雅樹氏は「とても大きな人でした。父として大きく、人として大きく、ツアープロとして少し大きく、プロゴルファーとしてとても大きく、作家として、とても大きく、塾長として、とてもとても大きな人でした」と記した。また「坂田信弘が残した作品は、多々有ります。漫画、本、執筆で書いた作品。プロゴルファーを育成して、活躍している、プロゴルファーという作品。坂田塾なので、人を育てて大人になってくれた1人1人の作品。分からないぐらいの作品を世の中に出してくれていると思います」と亡き父を偲ぶと同時に、「父を応援して頂いた皆様、関係者の皆様、長い間応援有難うございました。心より御礼申し上げます」と全国のファン、関係者への感謝をつづった。