松山英樹 1打差2位と好発進!猛暑の下納得のプレーに笑み「良いゴルフができた」五輪後経由地で盗難に遭うアクシデントも
「米男子ゴルフ・フェデックス・セントジュード選手権・第1日」(15日、TPCサウスウインド=パー70)
パリ五輪銅メダルの松山英樹(32)=LEXUS=は65をマークし、トップと1打差2位の好発進となった。クリス・カーク(米国)が64で首位。テーラー・ペンドリス(カナダ)マチュー・パボン(フランス)が松山と2位で並んだ。パリ五輪を制したスコッティ・シェフラー(米国)、五輪2位のトミー・フリートウッド(英国)ら7人が66で5位につけた。
松山は猛暑の中でわずか24パットとグリーン上でさえ「良いゴルフができた」と納得の笑みだった。パー5の3番で第2打を池に入れてボギーとしたが、4番でスコアを取り戻した。7番で7メートルのパットを沈めるとバンカーに入れた10番は3メートル半を入れてパー。12番は10メートルを決め、14番からは3連続バーディー。「ゴルフは確実に良くなってきている」と自信を口にした。
五輪後にフランスから米国に戻るため経由地のロンドンで出かけた際、盗難に遭った。一緒にいたキャディー、コーチのパスポートを入れたバッグが持ち去られ、松山も財布を失った。日本帰国を強いられたキャディーに代わり、普段は久常涼のバッグをかつぐキャディーと回る緊急事態にも「新鮮な感じ」とプラス材料に変えた。
「起きたことは仕方ない。コースに入るともう完全に忘れている」と気持ちを切り替えて好プレー。「結果につなげられるよう頑張りたい」と今季2勝目を目指す。