川崎春花が完全Vで今季3勝目 “ダイヤモンド世代”単独最多通算5勝目 直近5戦3勝 絶好調で全英へ
「女子ゴルフ・CATレディース・最終日」(18日、大箱根CC=パー72)
首位から出た川崎春花(21)=村田製作所=が4バーディー、2ボギーの70をマーク。大会レコードタイの通算13アンダーで初日から首位を守り、完全優勝で7月の大東建託・いい部屋ネットレディース以来、3戦ぶりの今季3勝目を手にした。また、竹田麗央、桜井心那ら2003年度生まれの“ダイヤモンド世代”では単独最多となる通算5勝となった。
誰も川崎の背中を捉えることはできなかった。パー5の1番を手堅くバーディーで滑り出したが、2番で1メートル未満の短いパーパットを外してボギーをたたいた。2位以下の上位が前半からスコアを伸ばして川崎との差を縮めたが、それでも冷静にプレー。6、9番とバーディーを重ねて13アンダーに伸ばし、折り返し時点で2位に4打差をつけた。
後半は大きなリードを生かし、16番で先にボギーが来たものの、最終18番をバーディーフィニッシュ。2位に3打差をつける完勝で、今季三つ目のタイトルを手にした。
次週の海外メジャーに弾みをつけた。16日には急きょ開幕のAIG全英女子オープンの出場権が降りてきた。昨年に続く2年連続の全英は直近5戦3勝の絶好の状態で臨めそうだ。