神谷そら 同世代・川崎春花の活躍で再び感じた「そこに達したら私も勝てる」次週は韓国ツアーに初参戦

 「女子ゴルフ・CATレディース・最終日」(18日、大箱根CC=パー72)

 17位から出た神谷そら(21)=郵船ロジスティクス=が1イーグル、5バーディー、1ボギーの66をマーク。通算8アンダーの6位で大会を終えた。

 「(頭の中では)ミドルで計算していた」470ヤードの1番パー5で楽々と2オン。3メートルを沈めて“おはようイーグル”が飛び出し、快調にスコアを伸ばした。ただ、17番パー3ではティーショットがグリーンに乗らず初ボギー。他にも自身の中で反省点が残ったが、6月の宮里藍サントリー・レディース以来、8戦ぶりの1桁順位に「今年予選を通過しても結果が出ていない状況の中では、自信が持てるきっかけになったラウンドだったかな」と前向きに語った。

 22年11月の2度目のプロテストで合格。竹田麗央、川崎春花、桜井心那、尾関彩美悠らから1年遅れてやってきた“ダイヤモンド世代”で昨季は2勝してブレークした。今季は予選落ちは一度だけだが、メルセデス・ランキング27位とイマイチ乗り切れない。もっともゴルフの感触は悪くなく「調子自体はいいけど、それに見合った自信が持ててなかった」。

 心身がかみ合わない間に、今季は同世代の竹田が4勝、川崎もこれで3勝目だ。だが、今の状況はどこか懐かしい。

 「私がプロテスト受かる前に、春花ちゃんがメジャー優勝して、彩美悠ちゃんが優勝して『自分何やってるんだろう』と。でも、ずっと戦ってきた同級生が優勝できるんだから、私もその舞台に行けると思ってプロテストは楽になった。今、少しその状態に似てる」

 今回の川崎の優勝も自身の励みになった。2週続けて初日は川崎と同組。1週前の予選落ちから立て直して優勝した川崎の姿を「初日の彼女のゴルフを間近で見ているので、そこに達したら自分が今度は勝てるのかなという風に考えられる」とポジティブに捉えた。

 精神的に上向いて、次週は韓国ツアー「ハンファクラシック」に初参戦。「最初は全英も(出場の可能性が)まだあったので、何回か断ったけど、でもいずれ海外に行くためには違うツアーも経験したいと思った。行きたいといっても簡単に行ける状況じゃないので出ようと決めました」。気持ちを新たにしたダイヤモンド世代の飛ばし屋が、韓国から日本に吉報を届ける。

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