松山英樹 独走2位に5打差V王手!バーディー量産 米ツアー通算10勝目へ不安は腰痛

 「米男子ゴルフ・フェデックス・セントジュード選手権・第3日」(17日、TPCサウスウインド=パー70)

 首位に並んで出たパリ五輪銅メダリストの松山英樹(32)=LEXUS=は1イーグル、5バーディー、1ボギーの64と伸ばし、通算17アンダーで後続に5打差をつけて単独トップに立った。今季2勝目、米ツアー通算10勝目に大きく近づいた。パリ五輪金メダリストで世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(米国)は4位で、松山との差は7打に開いた。

 現地メディアから「バーディーマシン」との異名をとる松山は、第3Rもアイアンショットとパッティングが好調で、バーディーを量産。ベストスコアをマークした。パー5の3番では、残り260ヤードの第2打をピン奥4メートルに乗せ、今大会初イーグルも決めた。3番ウッドと5番ウッドの間くらいの距離だったというが、3番を握ってコントロール気味にショットしたのが奏功した。

 報道陣からは、今週使っている新しいパターにも興味が集まっている。松山は「もともと持っていたが、ちょっと打ってみていいかな、と思って使ってみた。(メーカーは)スコッティキャメロンだけど、モデル名は分からない。明日は替えているかもしれないけど」と説明した。

 2位に5打差をつける独走状態。2人1組となる最終日は、米ツアー期待のルーキー、ニック・ダンラップ(米国)と回る。20歳の現役大学生で、アマチュアとして1月にツアー初勝利を挙げ、そのままプロ転向して1カ月前にプロ初勝利を挙げた注目株だ。最大のライバルとなるシェフラーも、7打差とはいえ最終日に強いだけに、楽観はできない。

 松山にとって気がかりなのは、腰の状態が決してよくないこと。プレー後は「今は、めちゃくちゃ痛い。練習はどうしようかな。軽く打って帰ろうかな」と表情を曇らせた。節目の10勝目へ、腰痛の克服が最大の課題となる。

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