西郷真央 2打差4位発進 メジャー初制覇へ「納得いく良いプレーできた」「ここで気を抜かないように」

 「女子ゴルフ・AIG全英女子オープン・第1日」(22日、セントアンドルーズ・オールドコース=パー72)

 西郷真央(22)=島津製作所=が69でトップと2打差4位の好スタートを切った。7月のエビアン選手権に続くメジャー2連勝を狙う古江彩佳(24)=富士通=は75で63位と出遅れた。70をマークした大里桃子(26)=伊藤園=が10位につけた。パリ五輪4位の山下美夢有(23)=加賀電子=は76で79位、5年前の覇者・渋野日向子(25)=サントリー=は80で134位と大きく出遅れた。チャーリー・ハル(英国)が67で単独トップ。ネリー・コルダ(米国)と殷若寧(中国)が1打差で追う。

 米ツアー本格参戦1年目から安定した成績を残している西郷が、メジャー初制覇へ好スタートを切った。「最初に連続でバーディーパットを外したが、自分で納得いくストロークができていた。すごくいいプレーができた」と満足そうな表情で振り返った。

 午前中の強風が少し収まった午後にスタートし、前半は3バーディーでボギーなし。11番パー3は3パットでダブルボギーとなったものの、14、16番でスコアを伸ばした。14番パー5では2オンに成功。イーグルパットを約50センチにつけ、楽々とバーディーを奪った。16番パー4でも第2打が1メートル弱にぴたり。「スコア的にも内容的にも、納得のいく良いプレーができた。いい一日だったと思う」とうなずいた。

 今季は米ツアーで18試合に出場。6月の全米女子プロ選手権で7位に入り、7月下旬のCPKC女子オープンでは2位と米ツアーでの初優勝に迫った。ここまで予選落ちは4度だけで、ポイントランキングは22位。パーオン率が73・07%で4位と持ち味の安定したショット力を生かしている。7月のエビアン選手権を制した古江に続く、日本女子選手5人目のメジャー制覇へ「ここで気を抜かないように」と自らに言い聞かせた。

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