西郷真央 7位 一時は首位と2打差も失速「すごく悔しい」 後半パター一変「パットの精度さえ上げれば」

 17番でパーセーブした西郷真央(共同)
 18番でティーショットを放つ西郷真央(共同)
2枚

 「女子ゴルフ・AIG全英女子オープン・最終日」(25日、セントアントルーズ・オールドC=パー72)

 日本勢最上位の5打差10位から出た西郷真央(22)=島津製作所=は、4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72と伸ばせず、69で回った岩井明愛とともに通算2アンダーの286で7位で大会を終えた。70位から出た古江彩佳は4オーバーの37位に終わり、7月のエビアン選手権に続くメジャー連勝とはならず。パリ五輪優勝のリディア・コ(ニュージーランド)が通算7アンダーとし、4位からの逆転でメジャー通算3勝目を挙げた。

 ホールアウト後、西郷は白い歯を浮かべながらも、すぐに表情をしかめた。メジャーの大舞台で上位争いができた充実感と、敗れた悔しさが入り交じる。最後はグリーン上の不調でV争いから脱落し、「途中でしっかり優勝を目指して戦った分、すごく悔しい結果」とため息をついた。

 不運な出だしにもめげずに上位に迫った。2番は1打目が右の茂みに飛び込んでロストボールとなり、いきなりのダブルボギーで出遅れた。それでも気持ちを切り替え、5、6、8番と立て続けに長いバーディーパットを沈めると、折り返して10番もスコアを伸ばし、一時は首位と2打差に接近した。

 しかし、後半はパターの調子が一変。11番は2メートルのパーパットを外すと、16番も3パットボギーで優勝は遠のいた。国内ツアー時代から武器にしていたショットは世界に通用するだけに、「パットの精度さえ上げれば、優勝争いにも近づける」と改めて課題を痛感した。

 これで海外メジャー全5戦が終了。ビッグタイトルには届かなかったが、今季から米女子ツアーに本格参戦する西郷には「ルーキーとして取りたい賞がある」と欲しいものがある。新人王にあたるルーキー・オブ・ザ・イヤーでトップを快走中。「難しいコンディションで上位争いができたのは、自分がLPGAで戦えている証拠」と前向きに語り、1990年の小林浩美以来となる同タイトル獲得を目指していくことを誓った。

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