松山英樹が今季最終戦のツアー選手権へ意気込み「3打差からスタートできるので逆転したい」 年間王者なら36億円以上の高額ボーナス獲得
「米男子ゴルフ・ツアー選手権」(29日開幕、イーストレークGC=パー71)
日本勢初の年間王者を目指す松山英樹が28日までにツアーを通じてコメントし「(首位と)3打差からスタートできるので逆転したい気持ちはある。まずティーに立って勝負できるところにいたい」と意気込んだ。
今大会は年間ポイントレース上位30人が出場。前週のプレーオフ第2戦までの成績に応じてスコアに差をつけて競技を開始するが、3位で臨む松山は首位と3打差からスタートする。優勝して年間王者になれば2500万ドル(約36億2500万円)の高額ボーナスを獲得する。
気になるのは体の状態。松山は2戦連続優勝がかかった前週のプレーオフ第2戦、BMW選手権を、第2ラウンド開始前に腰痛を訴えて棄権した。「風邪もひいてしまい、その影響で腰だけじゃなく背中も首も痛くなってしまった。(第2ラウンド以降のプレーは)やるべきことではないなと思った」と状況を説明した。
現在は練習ラウンドや練習場でショットやパッティングを入念に調整できるまでには回復しているが「腰は少しずつよくはなっているが、まだ50%、60%くらいなんで、不安はある」。それでも「これが終わったら(世界選抜で出場する団体対抗戦の)プレジデンツ・カップと、あと年内は1試合か2試合。無理してもやりたい」と最後まで戦い抜く覚悟。「グリーンが変わったばかりで硬いので、ティーショットをフェアウエーに置いていないと厳しい戦いにはなる。そこさえクリアできれば、今の状態だったら上位にいけるかな」と自信もにじませた。