「男子ゴルフ・フジサンケイ・クラシック・第１日」（２９日、富士桜ＣＣ＝パー７０）

　降雨によるコースコンディション不良のため、３８人が競技を完了できずサスペンデッドとなった。順位は全て暫定。ツアー３勝目を目指す河本力が８バーディー、１ボギーの６３をマークして首位に立った。１打差の２位にショーン・ノリス（南アフリカ）が続いた。宮里優作、蟬川泰果らが６８で回り、昨年覇者の金谷拓実は６９。前週優勝の香妻陣一朗は腰痛のため棄権した。

　昨年の優勝スコアは通算８アンダー。ツアー屈指の難コースに雨が降りしきる中、河本が６３をたたき出し、２年ぶりの優勝へスタートダッシュを決めた。「目標は２アンダーだったので大きくクリアできた。すごく満足のいくラウンド」と頬を緩めた。２０２１年にプロ転向。２２年には２勝を挙げて将来を嘱望されたが、以降はくすぶり続けている。今月は姉の結が女子ツアーで５年ぶりの優勝を果たした。次は自分の番。「やらないといけない」と気合を入れた。