松山英樹 8打差4位に後退も「(腰に)痛みがないことでうれしくなりすぎた」 2日目以降へ「アジャストできるんじゃないか」と手応え
「米男子ゴルフ・ツアー選手権・第1日」(29日、イーストレークGC=パー71)
7アンダー・3位からスタートした松山英樹は3バーディー、2ボギーの70で回り、通算8アンダーの4位に後退した。首位とは8打差。10アンダーから出たスコッティ・シェフラー(米国)が65をマークし、16アンダーで単独首位を守った。ザンダー・シャウフェレとコリン・モリカワ(ともに米国)が7打差の2位。
松山は出だしの1番こそドライバーでの第1打をフェアウエーど真ん中に運んだが、その後はティーショットがやや不安定。フェアウエーを捉えたのは7度だけで、改修で新しくなった硬いグリーンにパーオンしたのは11度だけだった。
それでも表情は決して暗くなかった。前週は腰痛で大会を途中棄権したが、この日は「久々に痛みがなく朝からできたのでちょっとうれしかった」。むしろ「思ったより痛みがないことでうれしくなりすぎて、思うようなショット、パットはできなかった」といい「明日からの3日間もこのままでいければ、慣れてきてうまくアジャストできるんじゃないかな」と手応えまで口にした。
ポイント上位30人だけが出場できる今大会。前週までのポイントに応じ松山は首位と3打差でスタートした。シェフラーが六つもスコアを伸ばし、差は8打に開いたが決して悲観していない。「しっかりといいショット、いいパットが打てればスコアは伸びてくると思う。それに向けて頑張りたい」。今大会の優勝者=年間王者。2500万ドル(約36億2500万円)もの巨額ボーナス獲得へ、挽回を期す。