国内男子ゴルフの来季ツアー出場権を争う１次予選会「ファーストＱＴ　Ｓｕｐｐｏｒｔｅｄ　ＳＭＢＣモビット」の最終日が３０日、群馬県富岡市の会場で行われ、女子の寺西飛香留（２３）が１オーバーで８８人中４９位に入り、女子として初めて日本ゴルフツアー機構（ＪＧＴＯ）のツアープレーヤーの権利を獲得した。２次予選会に進めなかったが、ＱＴランキングが付与され、今後は女子初のツアープレーヤーとして、主催者推薦でレギュラーツアーや下部ツアーに出場できる。

　ＪＧＴＯの公式ホームページでアップされた記事では「本当にめちゃくちゃ嬉しいです」とコメントした。

　兵庫県出身で２３歳の寺西は、平均飛距離が２７０ヤードを超えるドライバーショットが持ち味で、３日目には４アンダーもマークするなど、４日間で通算１オーバー、２８９で回った。女子のプロテストも受けており、９月に２次予選に臨む。また、男子ツアーは９月のパナソニックオープンの出場予選会の主催者推薦をもらったという。