竹田麗央 年間5勝目!バーディーラッシュで逆転V 叔母は元賞金女王「いつかは超せるように」次週メジャーへ弾み

 トロフィーを手に笑顔を見せる竹田麗央
 18番でバーディーパットを決める竹田麗央
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 「女子ゴルフ・ゴルフ5レディース・最終日」(1日、ゴルフ5カントリーみずなみ=パー72)

 4位から出た竹田麗央(21)=ヤマエグループHD=が7バーディー、1ボギーの66で回り、通算10アンダーで逆転優勝を果たした。8月の北海道meijiカップ以来の今季5勝目で、叔母で93、94年の元賞金女王・平瀬真由美の年間最多勝利数となる94年の4勝を抜いた。同じく66で回った山内日菜子が1打差の2位。8アンダーの安田祐香らが3位に続いた。ツアー2戦目の13歳アマ・須藤弥勒は9オーバーの100位だった。

 初優勝時にはなかった竹田のガッツポーズして喜ぶさまも、すっかり板に付いてきた。これで早くも今季5勝目。首位タイで迎えた最終18番のウイニングパットは、1・5メートルの距離でも「下りフックが強くて読めていなかった」という難解なライン。「決まるまでドキドキだった」という重圧をはねのけてきっちり沈めると、右手を何度も拳を握って勝利をかみしめた。

 短縮競技の混戦となったが、頭にあったのは「バーディーを取った人が上に行く」という単純な思考だった。1番をバーディー発進とすると、得意のパー5だった2番で3パットボギーを喫したものの、続く3番から怒濤(どとう)の4連続バーディー。一気に主導権を握り、最終盤まで接戦だった山内とのV争いもプレーオフに持ち込ませない勝負強さを発揮した。

 前週はAIG全英女子オープンに出場し、“聖地”セントアンドルーズの風にほんろうされて予選落ち。今週の国内復帰戦は、特殊なリンクスコースとのギャップも懸念されたが「先週はやり切った2日間だからしようがない」と引きずることなく、移動疲れも問題なし。むしろ「賞金が下がるので、3日間やりたかった」と笑うくらいのタフさをアピールした。

 元賞金女王の叔母・平瀬真由美の年間最多勝利数となる94年の4勝を超えるシーズン5勝目。叔母を数字では超えても「自分は女王も取ったことがないし、まだまだ。いつかは超せるように」と謙遜し、年間女王への意欲をのぞかせる。「良い流れで来ている。また来週は違った戦いになるので切り替えて」。気持ちを新たに、次戦のソニー日本女子プロ選手権でメジャー初制覇に挑む。

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