パリ五輪ゴルフ男子で銅メダルを獲得した松山英樹が、メダル獲得報奨金６００万円を若手選手育成のため日本ゴルフ協会へ寄付したことを受け、丸山茂樹監督は「彼の思いに感動しました」との談話を発表した。

　パリ五輪では松山の銅メダル獲得に男泣きしていた丸山監督。「毎日最後まで一緒でしたけど、最後まで練習してくれるということはメダルに対しての気持ちがあるんだなと。本当に立派だな」と松山の姿勢に感謝の思いを示していた。

　激戦となったメダル争いの中、最後まで自分のプレーを崩さず日本男子ゴルフに初のメダルをもたらした松山。その報奨金を全額寄付し、「少しでも若い選手たちの力になれるように」とコメントしたことで、丸山監督は「この度の松山選手からのお申し出を聞き、大変ありがたく感じるとともに、普段から日本の若い選手の活躍を願っている彼の思いに改めて感動しました」と語った。

　その上で「松山選手の思いに応えるためにも、私も微力ながら今度も若い選手たちの成長の一端を担えるように頑張っていきたいと思います」と“第２の松山”育成へ力を注ぐ考えだ。