22歳・金子駆大 3打差で3位「パットがすごく良かった」 最終日初最終組で逆転勝利だ

 「男子ゴルフ・ANAオープン・第3日」(14日、札幌GC輪厚C=パー72)

 ツアー初優勝を狙う永野竜太郎(36)=フリー=が1イーグル、4バーディー、1ボギーの67とスコアを伸ばし、通算17アンダーの199で前日からの首位を守った。62をマークしたショーン・ノリス(南アフリカ)が、2打差の2位につけた。金子駆大(こうた)と岩崎亜久竜が通算14アンダーの3位で追う。3週連続優勝が懸かる平田憲聖は石川遼らとともに6アンダーの35位。

 抜群の安定感で注目される22歳の金子が優勝争いに絡んできた。初日から60台を並べ、この日はボギーなしの6バーディーで66。10位から首位と3打差3位に上がり「パットがすごく良かった。ショットもかみ合って上位に来られた」と自賛した。

 グリーンを外して寄せも失敗した2番で2メートル半のパットを沈めてパーを拾い「流れに乗れた」という。3番ではカラーから7メートルを沈めてバーディー。その後も5~6メートルのバーディーパットを次々と決めた。

 今季は出場全13試合で決勝ラウンドに進んだ。主催者によると10戦以上出て予選落ちなしは平田と2人だけ。まだツアー制覇がない金子は2位を最高に1桁順位が4度あり、あと一歩のところまで成長している。最終日最終組のプレーは初。「今日みたいなプレーができればチャンスがある」と積極性ものぞいた。逆転で勝利をつかめば、2015年に石川遼が記録した「24歳3日」の大会最年少優勝記録を更新する。

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