岩井明愛 通算8アンダーで3位浮上 修正能力の高さ強み 自画自賛「なかなかいいプレー」
「女子ゴルフ・住友生命レディース東海クラシック・第2日」(14日、新南愛知CC=パー72)
昨年大会覇者の岩井明愛(22)=Honda=が6バーディー、ボギーなしの66で通算8アンダーとし、24位から3位に浮上した。パリ五輪4位の山下美夢有は2位から5バーディー、ボギーなしの67と伸ばし、通算12アンダーで首位に立った。前日首位の菅楓華は2打差の2位に後退。7アンダーの4位で天本ハルカ、ささきしょうこ、小林光希の3人が続く。3週連続優勝を狙う竹田麗央は通算2アンダーで35位。
昨年大会覇者が優勝圏内に駆け上がってきた。今季2勝の22歳、岩井明が復調したショットでピンに絡め、ボギーなしの6バーディー。この日のベストスコア66で24位から3位に順位を上げ「なかなかいいプレーだった」と自画自賛した。
パー4の2番は残り84ヤードから第2打を約1メートルにつけて最初のバーディー。「今日、一番良かった」という一打で手応えをつかみ、その後は安定したプレー。約8メートルを沈めた13番など27パットのグリーンとかみ合った。
大会前に双子の妹、千怜とともに、12月に行われる来季米女子ツアーの出場資格を争う最終予選会に出場することを発表した。7位に入ったAIG全英女子オープンなどメジャー全5大会に出場し、最高峰の舞台への思いを強くしたという。「壁に挑戦していくことが楽しみ」と屈託ない。
強みは修正能力の高さで、タイミングを微調整して1日でショットの修正に成功。4打差で迎える最終日、連覇への重圧は「そんなにない」と気負いはなし。ツアー通算6勝目を挙げ、大きな決断を下した自らに勢いをつけたい。