「男子ゴルフ・ＡＮＡオープン・最終日」（１５日、札幌ＧＣ輪厚Ｃ＝パー７２）

　３位から出た岩崎亜久竜（２６）＝フリー＝が１イーグル、６バーディー、１ダブルボギーの６６と伸ばし、通算２０アンダーで、昨年の日本オープン選手権以来となる通算２勝目を挙げた。前日首位の永野竜太郎は７１にとどまり、６８で回った金子駆大とともに２打差の２位。３週連続優勝を狙った平田憲聖は４４位だった。

　岩崎は尾崎将司が１９９４年に出した通算２０アンダーの最少記録を目標にスコアを伸ばした。「何十年も破られていないから、ここまで伸ばせば絶対に勝てる」と集中した。１７番のバーディーで２０アンダーに達し、１８番のピンチを脱してパーを拾い大会記録に並んだ。賞金ランキングも９位に上がり「賞金王争いを楽しめるように頑張りたい」ときっぱり。米ツアー進出の足掛かりとする予選会も視野に入れ、副賞の国際線ファーストクラス往復航空券の獲得を喜んでいた。