幡地隆寛 「まさか」逆転2勝目 難関ホールで会心ショット 米ツアー挑戦にも興味
「男子ゴルフ・バンテリン東海クラシック・最終日」(29日、三好CC=パー71)
31歳の幡地隆寛=ディライトワークス=が3位から7バーディー、1ボギーの65で回って通算17アンダーとし逆転優勝した。今季、通算ともに2勝目。1打差の2位に金谷拓実。前週優勝の平田憲聖は21位から63と追い上げて5位だった。6月の日本アマチュア選手権を最年少で制した福井工大福井高の16歳、松山茉生は64を出して17位。
同じ組で回る金谷と首位で並んだ直後の16番(パー3)。左が崖、右がバンカーの最難関ホールで、幡地は「めちゃめちゃ緊張した」と振り返る。7番アイアンで振り抜いた第1打は20センチにつく会心のショット。単独首位に立って逃げ切り「まさか優勝できるとは」と2勝目を素直に喜んだ。
このコースで行われた大会記録を2打更新する通算17アンダーをマークした。18歳で出た日本アマチュア選手権は今回と同じ会場で大たたきして予選落ち。13年が経過して31歳となり「年々コースが易しく感じる」という。目指すは10月の日本オープン選手権制覇。米ツアー挑戦にも興味を示すなど、夢は広がる。