金谷拓実 5打差大逆転V プレーオフ制し開幕戦以来の今季2勝目「この優勝をまた弾みにしたい」
「男子ゴルフ・ACN選手権・最終日」(6日、三木GC=パー71)
首位と5打差の6位から出た金谷拓実(26)=Yogibo=が8バーディー、ボギーなしの63で回り、通算20アンダーで並んだH・W・リュー(韓国)とのプレーオフを制して優勝した。今季は開幕戦以来の2勝目で、アマチュア時代を含めてツアー通算7勝目を挙げた。比嘉一貴、堀川未来夢、ブラッド・ケネディ(オーストラリア)が通算17アンダーの3位。
パー5の18番で行われたプレーオフ1ホール目、金谷がグリーン左のバンカーから1メートルに寄せてバーディーパットを沈めて決着。3月末の今季開幕戦、東建ホームメイトカップ以来、半年ぶりの栄冠に「いいプレーをしても優勝に届かず、悔しい思いをしていた。この優勝をまた弾みにしたい」と喜びをかみしめた。
首位と5打差からスタートした。6番で8メートルをねじ込むなど5番から4連続バーディー。勢いに乗った後半も4バーディーを奪った。ボギーなしでスコアを伸ばし「たくさんバーディーを取らないと追い付けない。その通りにできて結果につながった」と自賛した。
平均ストローク、パーキープ率、パーオン率はトップながら、勝てない試合が続いていた。平均パットは11位で「自信を持って打てない時期もあった」と言う。愚直に練習を積み「先週から良くなってきた。今日もいいパットが入った」と好感触を口にした。
賞金ランキングは2位に浮上。次戦は日本オープン選手権が控える。「またしっかり準備し、優勝を目指したい」と闘志を燃やした。