古江彩佳 同一大会4勝目ロックオン 正確ショットで「66」12位から首位タイ浮上

 「女子ゴルフ・富士通レディース・第2日」(12日、東急セブンハンドレッド=パー72)

 メジャーのエビアン選手権覇者で今大会を過去3度制している古江彩佳(24)=富士通=が6バーディー、ボギーなしの66をマークし、68で回った通算1勝の高橋彩華、前年覇者で69だった桜井心那とともに通算10アンダーの134で首位に並んだ。1打差で馬場咲希と宮田成華が4位につけた。山下美夢有と川崎春花は通算8アンダーの6位、前週優勝の佐藤心結は5アンダーの15位。

 “大本命”の古江が優勝争いの先頭に立った。前半の5番パー4では、残り112ヤードの第2打をピッチングウエッジでピンそば30センチにつける「OKバーディー」を奪うなど、古江らしさを存分に披露。終盤も17番パー3で、4番ユーティリティーでのティーショットを5メートルに乗せてバーディー。ついに、12位スタートから首位に追いついた。正確なティーショットで、パー3を除く14ホールでフェアウエーを外したのは、わずか1度だけ。「初日はショットが荒れていたが、落ち着いた。チャンスにつけられた」と満足そうに振り返った。

 「いい印象が多くて、慣れ親しんだコースになっているかな」と話す東急セブンハンドレッドクラブ。兵庫・滝川二高3年だった2019年のアマチュアVに始まり21、22年は連覇。20年も2位と抜群の相性の良さ。昨年までの勝率は、なんと6割だ。

 「(45位だった)昨年は最終日が中止で悔しかったぶん、今年はちょっと頑張りたいなと。やるからには負けない。明日、回っていく中で、どれだけリズムをつくっていけるかだと思う」と意気込む。

 大会前夜には勝負メシのとんかつを食べ、最終日のウエアは22年に優勝した時と同じ黄色に決めている。不動裕理、福嶋晃子に続く日本人選手3人目の同一大会4勝へ、ゲン担ぎも忘れない。

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