岩井明愛 70で首位キープ!スコア乱高下「いいところも悪いところも、全部含めて楽しかった」
「女子ゴルフ・延田グループ・マスターズGCレディース・第3日」(19日、兵庫県マスターズGC=パー72)
首位タイから出入りの激しい内容ながら70で回った岩井明愛(22)=Honda=が、68をマークしたイ・ミニョン(韓国)と通算13アンダーの203でトップに並んだ。2打差の3位に小林夢果、桑木志帆がつけ、さらに1打差の5位に畑岡奈紗、山下美夢有ら4人が並んだ。前日首位の小祝さくら、宮田成華は74で、ともに通算9アンダーの9位に後退した。
上がり4ホールはイーグル、ダブルボギー、ボギー、バーディー。乱高下を経て首位を守った岩井明は「大変でしたね。いいところも悪いところもあったが、全部含めて楽しかった」と明るく語った。
二つ伸ばして迎えたパー5の15番。残り225ヤードの第2打を1メートル半に寄せる見事なショットから、難なくイーグルを奪った。この時点で後続に3打差。独走態勢に入るかと思われたが、16番で暗転した。
左へ出たティーショットが池へ。ドロップしての第3打も木の根元付近へ飛び、痛恨の5オン1パットと乱れた。17番もグリーンを外してボギーとしたが、最後に踏ん張れるのが通算6勝の底力だ。「絶対にバーディーを取る」と闘志を燃やした18番(パー4)。第2打を2メートルにつけて1パットに収め「大きかった」と息をついた。
感情のコントロールがひときわ重要な競技で、「あまり引きずったことはないかもしれない」という楽観的な性格は武器でもある。狙うは今季4勝目。「ティーショットが大事になる」と気を引き締めた。