石川遼がコース上でシャドウピッチング?松坂大輔氏とプロアマ戦「ピッチングとゴルフのフォームは結構似てる」

 「米男子ゴルフ・ZOZOチャンピオンシップ」(24日開幕、習志野CC=パー70)

 石川遼(33)=CASIO=が開幕前日の23日、プロアマ戦に出場し、最終調整を行った。その後は報道陣の取材に応じ、今大会への意気込みを語った。

 昨年大会は日本勢トップの4位と奮闘。優勝には届かなかったが、米ツアーのスポット参戦での出場権も手にした充実の大会となった。今年も昨年の再現を狙うか、という戦いになりそうだが、石川自身は「そう言えたら良いんですけどっていう感じですね」とトーンは低い。

 2週前の日本オープン選手権は8位と上位で戦い「ゴルフ的には良かったし、自分なりに良い経験は積めた」と手応えを得る一方で、「同時に悪くなっていった部分があった。それを(オープンウイークの)先週は修正しながらって感じだったんですけど、なかなか良くならない」と調子が上がってこない。

 それだけに今の状態を鑑みて、目標は現実的に設定する。「とにかくちょっと今は焦っているので、早く調整しなきゃいけないなという感覚。目標としては、やっぱり日曜日にかけて良くなっていくこと。スコアが良くなっていくことではなく、自分の中で良くなっていくということが目標」と話す。

 全体的な底上げを求める石川にとって、この日のプロアマ戦は少しばかりきっかけになったかもしれない。元プロ野球選手の松坂大輔氏とラウンド。石川はしきりに球界のレジェンドの投球技術を聞きに行ったという。コースを歩く途中には2人で投球動作を行うしぐさも行っていた。

 「やっぱりピッチングとゴルフのフォームは結構似てると思う」と共通点を見いだし、「僕は右の手首を野球選手みたいには柔らかく使えていないところが正直あるので、もし、ピッチングからヒントを得られるとゴルフにも生かせるのかなという思惑もある」と狙いを明かした。

 技術論だけでなく「けど、単純に超一流の方の話を聞くだけでも、こういう時に調子がいいとか、こういう時に調子が悪いんだみたいな話を聞くだけでも、めっちゃ面白いと思いますね」とメンタル面の話でも参考になるものばかり。石川は開幕前日を有意義な一日にしたようだった。

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