元年間王者のJ・トーマスが2年ぶりツアーVへ2位浮上「ドライバーが良ければチャンスがある。自信がある」

 「米男子ゴルフ・ZOZOチャンピオンシップ・第2日」(25日、習志野CC=パー70)

 7位から出たジャスティン・トーマス(31)=米国=は6バーディー、ボギーなしの64で回り、通算10アンダーで首位と2打差の2位に浮上した。

 日本のエース・松山と2日間予選ラウンドをともにしたトーマスは、松山について回った大ギャラリーを何度も沸かせた。前半こそ1バーディーの静かな立ち上がりだったが、後半は13番パー3でベタピンショットを放つと、最終18番パー5は2打目を1・5メートルにつける好ショットで2オンに成功。圧巻のイーグルで締めくくった。

 週末は優勝を争う位置で迎えることになったが、第2ラウンドを振り返り「昨日より少し良いゴルフができたのかなと思う。自分が思っていたようにウェッジもショートアイアンも打てなかった。今日はパットが良かった時もあったので、後は忍耐強くいられたことですかね」と満足度は決して高くない。「フロントナインではチャンスがいくつかありましたが、1アンダーしか取れなかった。残念とは言いたくないが、もう少しスコアが出せても良かったのかなと思う。ドライバーが良ければこのコースではチャンスがある。自分のドライバーには自信がある」とさらなるビッグスコアに自信をのぞかせた。

 米ツアーの16~17年シーズン年間王者で、17、22年には海外メジャーの全米プロ選手権を制した世界のトッププレーヤー。昨季はプレーオフシリーズ進出を逃すなど不振に陥った。今季は復調気配を見せるがプレーヤーズ選手権、マスターズ、全米オープンのビッグトーナメントで予選落ちを喫している。

 何よりツアー優勝は22年の全米プロから2年間遠ざかっている。勢いがあった若手時代とは異なり「どんなトーナメントでも勝ちたいし、常に勝ちたいと思っている。物事がうまくいっている時は、かなりの頻度で毎年優勝しているはずなのに、これが現実なんだ。このスポーツがいかに難しいかということ。私がツアーに出たばかりの頃と比べても、ツアーはかなり深くなっていると思う。みんな同じように、恐れを知らず、勝利に飢えている」と優勝することの難しさを感じている。

 それでも、久々の勝機到来。「自分のベストを尽くして、それが結果に現れると良い」と復活優勝へ奮闘を誓った。

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