松山英樹 最終ホールでギャラリー流血のアクシデント「申し訳ない」女性客が頭部に包帯で運ばれる
「米男子ゴルフ・ZOZOチャンピオンシップ・第3日」(26日、習志野CC=パー70)
65位でスタートした松山英樹(32)=LEXUS=はこの日、5バーディー1ボギーの66をマーク。通算2アンダーでホールアウト時点では暫定59位に浮上した。
第2ラウンドまで苦しいゴルフを続けてきた松山だったが、裏街道のインから出たこの日はスタートの10番から2打目を2メートルにつけてバーディー。幸先の良い滑り出しを見せると、「(調子が)悪いなりに幅に収まっていたので、それがこのスコアにつながったんじゃないかなと思う」と8番までに5つのバーディーを積み重ねた。
ただ、ボギーとなった最終9番では大きなアクシデントが。ラフからの第2打がギャラリーの女性に直撃。女性はその後、頭部に包帯が巻かれ、カートでクラブハウスの方面へと運ばれた。
松山はその後にたたいたボギーについて動揺があったのかを問われると「どうですかね」と気丈に振る舞いながらも、ボールが直撃した女性に対しては「あそこまで血が出てると思わなかった。申し訳ないです」と謝罪の言葉を口にした。
今季2勝を挙げ、8月のパリ五輪では銅メダルを獲得した松山の凱旋(がいせん)ラウンドには連日大ギャラリーが帯同している。松山の打球がギャラリーに直撃するのは、初日の11番、2日目の8番に続いて3日連続3度目。松山自身の調子が良くないこともあるが、アクシデントが連発している。