「女子ゴルフ・樋口久子・三菱電機レディース・第２日」（２６日・武蔵丘ＧＣ＝パー７２）

　４位から出た岩井千怜（２２）＝Ｈｏｎｄａ＝が１イーグル、６バーディー、１ボギーの６５で回り、通算１２アンダーの１３２で単独首位に立った。６４をマークした岡山絵里が１打差の２位につけた。吉田優利が通算９アンダーの３位。馬場咲希は２３位に後退した。前日トップのイ・ミニョン（韓国）はけがで棄権した。

　岩井千が１イーグル、６バーディー（１ボギー）の快進撃で首位を奪った。一時は独走態勢に入るかと思われたほどの勢いを見せ「５メートル以内のパットが入ってくれた。ラッキーもあった」と笑みがこぼれた。

　スコアを一つ伸ばして迎えた５番（パー４）。残り１５０ヤードの第２打は狙いより右に飛んだが、直接カップインしてイーグルとなった。「ギャラリーの歓声で分かった。これで首位に並んだと思った」という。

　さらに７番では５メートル弱のバーディーパットを決め、８番（パー３）でも５０センチにつけた。後半も二つ伸ばし、一気に混戦から抜け出した。

　今シーズンは開幕戦と５月に勝ち、既に２勝をマークした。その後、双子の姉である明愛が３勝を挙げ、通算勝利はともに６勝で並んだ。岩井千は２０２２年から毎年２勝ずつを積み上げてきており、最終日は初の年間３勝を狙う。

　今大会のコースがある埼玉県出身。「地元なので格好いいところを見せて優勝したい。五つぐらいは伸ばしたい」。優勝宣言も出た。