岩井千怜 今季3勝目!姉妹でワンツーフィニッシュ ボードの上位に姉の名前見つけて奮起「集中できた」
「女子ゴルフ・樋口久子・三菱電機レディース・最終日」(27日、武蔵丘GC=パー72)
首位から出た岩井千怜(22)=Honda=が6バーディー、2ボギーの68で回り、通算16アンダーで優勝した。5月のRKB×三井松島レディース以来の今季3勝目でツアー通算7勝目。双子の姉で66をマークした岩井明愛と、67だった吉田優利が2打差の2位。竹田麗央は5位。馬場咲希は39位だった。
双子の岩井姉妹がワンツーフィニッシュを果たした。昨年5月のプレーオフ以来、2度目。姉の明愛は優勝した妹の千怜に「おめでとう」と抱き付き、妹は「アキちゃんナイス」と、笑顔で応じた。
岩井千はパットが決まった。6バーディー中、四つがパー5。1番は2オン2パットで、他は第3打を寄せた。9番は5メートル強、18番は4・5メートルを決めた。7番でボードの上位に姉の名前を見つけて奮起したそうで「集中できた」という。後続に並ばれても首位を譲らず、大会レコードを1打更新した。
今大会は地元埼玉開催で「盛り上げたかった」という。優勝を決めた直後は両手を広げ、観客に拍手を求めた。過去に明愛も同じポーズをしており「双子なんだなあ」と苦笑した。今季は前半に2勝したが、明愛は3勝し「悔しい。もっと頑張らないとと思った」と話す。生涯獲得賞金3億円到達は姉よりも遅かったが、通算勝利は7勝で一歩リードした。
次は日米両ツアーを兼ねたTOTOジャパンクラシック。勝てば来季の米ツアー出場権を得られるだけに「優勝が夢であり目標」と言葉に力を込めた。