トップ合格は寺岡沙弥香 3度目の正直 一昨年落選の大洗でリベンジ「2年前は大っ嫌いと思って、一生行きたくないと。今はまた来たい」
「女子ゴルフ・JLPGA最終プロテスト・最終日」(1日、大洗GC=パー72)
2022年の日本女子アマ優勝でプロテストは3度目挑戦の寺岡沙弥香が、4バーディー、2ボギーの70でスコアを二つ伸ばし、通算10アンダーでトップ合格を果たした。「すごくうれしいです。今日はドライバーが良くなくてしんどかった。(2位だった都玲華と優勝を争い)後半はちょっと見えてきて狙いたくなってお互い意識しながらだった」と最終日を振り返った。
プロテストは一昨年、昨年とも1打足りずに不合格だった。「おととしは7番でロスト(ボール)したのでそのことを引きずりながらも、人生長いからそういうこともあると思ったんですけど、去年は何があかんかったんやろと。ショックとかいうレベルじゃなかった。2週間寝込みました」という。その間、クラブもほぼ握らず「一応、練習行ってみるかーぐらいの感じで」と再起。「そこから。本当は落ちたら去年で辞めようと思っていた。あと1年やってみたらと周りの人が言ってくれたのが大きかった」と周囲の後押しに感謝した。
特に今年のコースは2年前のプロテストで不合格だった因縁の大洗。今年は難コースを誰よりも攻略してトップで合格をつかみ取り「2年前(のプロテストで落ちたとき)に大っ嫌いと思って、一生行きたくないと思っていた。今はまた来たい」と言って笑った。
将来は「小っちゃい子、小中学生があこがれの選手に私の名前を挙げてくれるプロになれたら」と目標を掲げた。