上田桃子「次のステップに行く時期」ツアー撤退発表後初会見 今後は未定もすっきりした表情「ゴルフで学んだこと生かす」
「女子ゴルフ・伊藤園レディース」(8日開幕、グレートアイランドC=パー72)
ゴルフの元賞金女王、上田桃子(38)=ZOZO=が7日、伊藤園レディースが8日から行われる千葉県のグレートアイランドCで記者会見し「今年でプロ20年目となり、次のステップに行く時期」と話し、今季限りで第一線を退く意向を明らかにした。今後については「何も決めていない。これから興味があることを探したい」と語った。
今季、4位を最高に10位以内が3度。まだトップレベルでプレーする自信はあるようだが「人生は長く、ゴルフが人生にならないように。ゴルフで学んだことを人生に生かしたい」と決断した理由を話した。
2005年にプロ入りし、07年に21歳で賞金女王に輝いた。国内ツアーは通算16勝。生涯獲得賞金は10億円を突破した。米ツアーにも挑戦し、同ツアー会員として日本で行われた11年のミズノ・クラシックを制した。
勝っては泣き、負けては涙を流す激情型のゴルファーとして多くの名場面が記憶に残る。「ゴルフは自分の中の教科書。本当に笑える時は優勝した時ぐらい。何かあったらこう乗り越えるということを教えてくれる」。ベテランはさわやかに新たなページに向かって戦いの舞台から去ろうとしている。