安田祐香2勝目へ首位並んだ ピンチしのいで流れ変わる
「女子ゴルフ・伊藤園レディース・第2日」(9日、グレートアイランドC=パー72)
今季、通算ともにツアー2勝目を狙う安田祐香(23)=NEC=が4バーディー、1ボギーの69で回り、辻梨恵、全美貞(韓国)とともに通算10アンダーの134で首位に並んだ。1打差の4位が山内日菜子、穴井詩、笠りつ子の3人。前日トップの政田夢乃は7アンダーで山下美夢有、森田遥と同じ8位に後退した。今季限りでツアーを離れる上田桃子は1オーバー、2週連続優勝を目指した竹田麗央は2オーバーで予選落ちした。
トップに立った安田祐は前半の8番で10メートル以上のパーパットを沈め、ピンチをしのいで流れが変わった。そこまで全てパーだったのが、次の9番で初のバーディーを奪い「あのパーセーブが大きかった」と振り返った。
続く10番でボギーをたたいても、つかんだ勢いは離さない。12番で3メートル、13番で2メートル、14番でも3メートルのパットを確実に決め、3連続バーディーで一気に伸ばした。69の好スコアに「パットが全体的に良かった。決めたいバーディーパットを決められた」と満足そうだった。
2020年からツアーに本格参戦。今年9月のミヤギテレビ杯ダンロップ女子で悲願の初優勝を果たしたが、雨による中止と短縮で27ホールだけの大会だった。その後は5試合で一度も20位以内に入れていないものの、「優勝した後では一番調子がいい。3日間を戦って優勝してみたい。そうすれば自信にもなると思う」と2勝目へ意気込んだ。