山下美夢有は3年連続女王ならず「パターで苦戦した」最終18番ボギーで絶対条件の3位タイ以上がスルリ

 最終日、18番を終えた山下美夢有
 最終日、15番でバーディーを決めた山下美夢有
 最終日、18番を終えた山下美夢有
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 「女子ゴルフ・伊藤園レディース・最終日」(10日、グレートアイランドC=パー72)

 2022、23年の2年連続年間女王の山下美夢有(23)=加賀電子=は8位から出て5バーディー、1ボギーの68でラウンド。通算11アンダーの4位に浮上したものの、メルセデスランキング首位・竹田との女王争いを次戦以降に持ち越せる3位タイ(3人まで)以上をクリアできなかった。

 後がない状況で迎えた最終日のラウンドは、ショットの縦距離に苦しみながらも16番までに5バーディーを積み重ね、3位タイに浮上。2年連続年間女王は意地の粘りを見せた。

 しかし、最終18番パー4はバーディーパットがショートし、2メートルのパーパットも決まらず。最後の最後にボギーをたたき、竹田麗央に女王の座を譲る形となった。

 山下は3日間を振り返って「今回はパターで苦戦したというか、ショットはある程度つけられても最後に決めきれなかったら一緒だと思う」と反省。竹田との年間女王争いについては「そこは特にあまり。気にしていないというか、とりあえず今やるべきことをしっかりやるというか、課題にしていることをクリアできるように」とさばさば。国内の残り2試合や「言ってる間にQスクール(米女子ツアー最終予選会)も近いので、そこにしっかり備えて、良い形で準備して迎えられたら」と12月に行われる来季の米女子ツアー出場権を懸けた最終予選会に視線は向いていた。

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