松山英樹 67で首位と2打差8位スタート 上々の出だし「それなりのプレーできた」

 「男子ゴルフ・ダンロップ・フェニックス・第1日」(14日、フェニックスCC=パー71)

 松山英樹(32)=LEXUS=は5バーディー、1ボギーの67をマークし、首位と2打差の8位につけた。初優勝を狙う佐藤大平が7バーディー、1ボギーの65をマークして単独首位発進した。トップと1打差の2位には木下稜介、阿久津未来也、米ツアー通算2勝のアックシェイ・バティア(米国)ら6人。前週優勝の石川遼と、賞金ランキング1位の平田憲聖は71の48位となった。アマチュアで16歳の松山茉生(福井工大福井高)は75の79位。

 最大の注目組で主役となったのはやはり松山英だ。前週覇者の石川と新鋭のアマチュア松山茉との第1ラウンドで、67の8位と上々の出だしとなった。「何ホールかはどたばたしたが、それなりのプレーはできた」と及第点をつけた。

 想定外のスタートだった。10番の1打目は大きく左に飛び出して「びっくりした」という。だが、幸運にも木に当たってフェアウエーまで出てくると、第2打は5番ウッドで3メートルにつけてバーディー。大きな拍手を浴びながら笑顔をのぞかせた。

 以降は得意のショットがさえ渡る。16番ではフェアウエーから1メートル弱につけ、18番(パー5)は2オンに成功してバーディー。8番ではカラーからチップインで伸ばすなど小技も光った。調整不足で46位だった前戦のZOZOチャンピオンシップから黒宮コーチと連日スイングの改善に励み、今大会へ仕上げてきた。

 今季は主戦場の米ツアーで2勝を挙げ、パリ五輪でも銅メダルと海外では結果を残してきた。日本のファンを前に「少しでもいいプレーができるように頑張りたい」と意気込んだ。

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