渋野日向子は最終戦に進めず今季終戦「来週プレーしたかったのですごく残念」 1年前と比べ「すがすがしい気持ちなのかな」とも

 「米女子ゴルフ・アニカ・ゲインブリッジ・ペリカン・最終日」(17日、ペリカンGC=パー70)

 17位で出た渋野日向子は2バーディー、4ボギー、1ダブルボギーでスコアを四つ落とし、通算1アンダーの34位に終わった。年間ランキングは64位に終わり、上位60位までに与えられる今季最終戦、CMEツアー選手権の出場権を逃した。

 前半はバーディーとボギーを2個ずつのパープレー。後半は16番パー4の第2打をグリーン左の池に入れるなどダブルボギーとし、スコアを落とした。渋野はホールアウト後の中継局のインタビューで「やっぱり来週プレーしたかったので、すごく残念。後半のゴルフは本当に情けないと言いますか。リズムが早く早くなってしまったので、すごくもったいない」などと話した。

 67をマークしたネリー・コルダ(米国)が通算14アンダーで今季7勝、ツアー通算15勝目を挙げた。

 渋野との一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇

 -最終日を振り返ってどうか。

 「もうすごく悔しい気持ちが残る一日だったので、すごく残念」

 -いいショットもあった。

 「今日はやっぱり3日間に比べたらいいショットは少なかったり、リズムが悪かったりで、ミスショットが多かった。前半は縦距離が全然合ってなかったので、すごくもったいないなって感じ」

 -グリーンスピードも速く、第2打でクラブ選択を迷う場面があった。

 「悩むことが多かったのが全部裏目に出てた感じがあったのは、ちょっと悔しい」

 -今週の成績次第で次週の出場権もかかっていた。

 「やっぱり来週プレーしたかったのですごく残念だし、後半のゴルフは本当に情けないと言いますか。もうリズムが早く早くなってしまったので、すごくもったいない」

 -この1年間はスイングの改善に取り組み、今週はいいドローボールが出ていたように見えた。手応えは。

 「ドライバーとかすごく気持ちよく振れてるなっていう感覚はあった。3日間はアイアンとかもチャンスにつけられる回数も多かった分、やっぱり今日のゴルフがすごく全てを台無しにしてしまった感じもあった。パッティングも、なかなか決めることができなかったので、ただただ、もったいない」

 -全米女子オープンで2位になるなどした1年間を振り返るとどうか。

 「本当に全米女子オープンと全米プロ(7位)だけだったので、非常に個人的には悔しい結果をになってしまった。去年の今の時期の感情と比べるとまだすがすがしい気持ちなのかなとは思う。それだけ自分の中でやることがちょっとでも去年よりは見えてるのかなと感じている」

 -自分の中で昨季から成長した部分や今後取り組みたい部分は。

 「成長した部分はそこまでないとは思う。なんですかね?ないので、やっぱりショットももっと総合力を高めなきゃいけないと思うし、1年間を通して安定したゴルフができるように準備しないといけない」

 -短いオフをどう過ごしたいか。

 「ね、ほんと短いので。今年終わったが、またすぐ準備を始めなきゃいけない。体作りとゴルフもしっかり練習して、いいオフを過ごせたら。来シーズン開幕できるように頑張りたい」

 -最後にファンにメッセージを。

 「今年も1年間応援ありがとうございました。すごく時差が大変だったと思うんですけど、メッセージをいただいたり、日本に帰ったら応援してるよ、見てるよって言ってくださる方もたくさんいて、すごく力をいただいてました。結果としてはなかなかうまくいってはないんですけど、来年以降、またここで勝てるように頑張りたいと思いますので、ご声援よろしくお願いします」

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