原英莉花が好スタート67「ぼよんぼよん」の“秘密兵器”でショット好調 4年ぶり大会Vに視界良好

 2番のティーショット後、笑顔でコースを移動する原英莉花
 18番の第2打後、ボールの行方を追う原英莉花
 15番でティーショットを放つ原英莉花
3枚

 「女子ゴルフ・ツアー選手権リコー杯・第1日」(21日、宮崎CC=パー72)

 20年大会の覇者・原英莉花(25)=NIPPON EXPRESSホールディングス=が7バーディー、2ボギーの67をマーク。現時点では6アンダーの桑木志帆、竹田麗央と1打差の暫定3位につけた。

 20年大会では初日から一度もトップを譲ることなく完全優勝した大会。実績のあるコースで序盤からバーディーを重ねた。3番は残り130ヤードから3メートルにつけて初バーディーを奪うと、続く4番は第2打を9Iで1メートルにつけて、立て続けにスコアを伸ばした。6、7番でも連続バーディーとすると、折り返して10番から圧巻の3連続。終盤は16、17番と連続ボギーで失速したが、「1、2番でチャンスにつけられたのは久しぶり。その流れを切りたくないなと思って3番でバーディーを取って行けたのが、きょうのスコアにつながった」とうなずいた。

 好調の秘けつは今週から投入した練習道具。スイング時の切り返しの感覚の悪さを解消するために、シャフトメーカーのUSTマミヤに注文していた練習用の特注シャフトが開幕前の練習日に届いた。「柔らかい、ぼよんぼよんのドライバーを打って、(切り返しの)タイミングを取り戻す練習をしたのがすごく良かった」。左に出球が出る今季の悩みを解消する秘密兵器になった。

 12月には米女子ツアーの最終予選会も控えているだけに、今季最終戦を弾みにしたい。「今年優勝ないので。優勝したいという気持ちがやっぱり一番自分の中である。良いショットでかみ合ってくれたら」と2日目以降を見据えた。

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