石川遼 強風耐えて首位と1打差3位 15年ぶり2度目の賞金王へ
「男子ゴルフ・カシオ・ワールドオープン・第3日」(23日、Kochi黒潮CC=パー72)
4位から出た石川遼(33)=CASIO=が1バーディー、ボギーなしの71で回り、上井邦浩、清水大成とともに首位と1打差の3位につけた。宋永漢(韓国)が73、マイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)が69で回り通算12アンダーで首位に並んだ。賞金ランキング2位の金谷拓実は7アンダーで17位、同1位の平田憲聖は6アンダーで28位となった。
18番で2メートルほどのバーディーチャンスを逃した石川は声援に珍しく応えず、厳しい表情を浮かべた。風が舞う中で1バーディーのラウンドに「土砂降りの中でプレーしてるようだった」と息をついた。残り2戦となっている今季ここまでの獲得賞金は、トップと約3200万円差の約7770万円。最終日に1打差逆転を果たせば4千万円を加え、15年ぶり2度目の賞金王に輝く可能性が現実味を帯びる。最終日へ「どんなコンディションでも対応していいゴルフができれば」と鋭い視線を向けた。