鈴木愛が3位キープ 風邪にも負けず優勝争い残った 首位と5打差も「風が吹けばチャンスある」

 16番でティーショットを放つ鈴木愛
 通算7アンダーで3位の鈴木愛
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 「女子ゴルフ・ツアー選手権リコー杯・第3日」(23日、宮崎CC=パー72)

 3位から出た鈴木愛(30)=セールスフォース=が3バーディー、1ボギーの70をマーク。大会前からの体調不良に苦しみながらも、通算7アンダーに伸ばして3位をキープした。69で回った桑木志帆が初日から単独首位を守り、通算12アンダーとして完全優勝でのメジャー初制覇に王手。史上初の同一年メジャー3連勝を目指す年間女王の竹田麗央が3打差の2位。大会初の3連覇を狙う山下美夢有は鈴木、小祝さくらと通算7アンダーで3位に並んだ。

 風邪にも負けず鈴木が優勝争いに残った。大会前から体調を崩し、3日間マスク姿でプレーを続けながらも、アンダーパーを並べて上位をキープ。症状も快方に向かい「だいぶ元気になった。頭の回転は良くなっている」と目を細めた。

 飛距離も出ず、2日目はパッティングの感触の悪さも残ったが、そこは「10年以上やっているので」と胸を張る経験値でカバーした。最終18番は残り195ヤードも残った2打目を、7Wで5メートルにつけてバーディー締め。首位と5打差の最終日も「風が吹けば少しはチャンスがある」とにらんだ。

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