「男子ゴルフ・カシオ・ワールドオープン・最終日」（２４日、Ｋｏｃｈｉ黒潮ＣＣ＝パー７２）

　岩田寛（４３）＝フリー＝が２打差６位から６８で回って逆転し、通算１４アンダーの２７４で今季ツアー２勝目、通算７勝目を挙げて、賞金ランキング４位に浮上した。清水大成が１打差の２位。マイケル・ヘンドリー（ニュージーランド）が通算１２アンダーで３位、石川遼、永野竜太郎、大堀裕次郎が１１アンダーで４位となった。賞金ランク１、２位の平田憲聖、金谷拓実はともに８アンダーで１６位だった。

　岩田はプレーオフに備えてパットを調整していた時に、関係者の祝福で優勝を知ったそうで「実感は湧かなかった。勝因は運」と笑顔ひとつ浮かべなかった。後半９ホールは気持ちのこもったショットを連発。１０、１１番で連続バーディーを奪った後、１３番でピンまで１メートル、１５番も１メートル、１６番は２メートルにつけた。「１３番から優勝を意識した」と集中力と底力を見せつけた。４０歳を超えてから毎年勝利を重ね、４３歳で初のシーズン複数優勝。「これからもやることは変わらない」と話した。