古江彩佳 年間最少平均スコア69・988 日本人初「ベアトロフィー」獲得「まさか自分が取れるとは」
「米女子ゴルフ・CMEツアー選手権・最終日」(24日、ティブロンGC=パー72)
68で回った古江彩佳(24)=富士通=は通算13アンダーで8位となった。日本勢初の年間最少平均スコア「ベアトロフィー」を獲得した。66だった西郷真央は通算8アンダーで25位。1990年の小林浩美以来、日本勢2人目のツアー新人賞となった。笹生優花は2アンダーで49位、畑岡奈紗は1オーバーで55位だった。ジーノ・ティティクル(タイ)が通算22アンダーで今季2勝目、通算4勝目でツアー史上最高額の賞金400万ドル(約6億2千万円)を獲得した。
古江が日本人初の快挙を達成した。「絶対に3アンダー以上で回らないと」と目標を掲げた最終日に3日連続の69を上回る68。年間最少平均スコアのタイトルを得た。歴代受賞者はアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)、ロレーナ・オチョア(メキシコ)らで「まさか自分が取れるとは思っていなかった」と感無量だった。
15番で唯一のボギーを出した後、パー5の17番は難しいマウンド越えのアプローチを寄せてバーディー。シーズン平均スコアを69・988とし、賞を争ったユ・ヘラン(韓国)をわずか0・012かわした。
今季はメジャーのエビアン選手権優勝を含め、トップ10が12度と安定していた。獲得賞金は281万1824ドル(約4億3千万円)でツアー6位。「すごく良いシーズンだった」と笑顔で締めくくった。