史上初10日間のプロアマ戦!?「前澤杯」最大賞金総額4億円のからくりとは?

 前澤友作氏
 会見に登場したJGTO諸星裕会長
2枚

 日本男子ゴルフツアー機構(JGTO)は18日、都内で2025年の国内男子ツアーの日程発表を行った。

 来季は「ISPSハンダ日本・欧州トーナメント」「フォー・ザ・プレーヤーズ・バイ・ザ・プレーヤーズ」「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」「横浜ミナトチャンピオンシップ」の4大会が開催中止となったが、「前澤杯(4月)」「リシャール・ミル・チャリティペアマッチ&トーナメント(7~8月)」「ISPSハンダ夏の決戦(8月)」「ISPSハンダ秋の決戦(10月)」が新規開催され、4増4減で24年と変わらない年間24試合を確保した。

 目玉は開幕2戦目に行われる前澤友作氏が発案した「前澤杯」。おどろくことに、同大会は開催日程が4月14~27日の2週間となっている。賞金総額は最大4億円で優勝賞金は最大8000万円の変動制。千葉県のMZゴルフクラブで行われる。

 変動制の高額賞金の仕組みは2週間開催に理由がある。男子プロがツアー優勝を争う本戦は通常通り24~27日の4日間競技だが、14~23日の10日間はすべてプロアマ戦に充てられている。プロアマ参加権が1日50組分販売され、値段は1組100万円。その収益で大会賞金がまかなわれることになる。人気選手との同伴権利はオークション形式で決まり、場合によっては100万円以上の値段になることもある。

 当然プロアマ戦に参加するプロには負担がかかるが、JGTOの小山事務局長は「多くても(参加は)5日くらい」と説明。ただし、石川遼などの人気選手は10日間連続でプロアマ戦に参加する可能性を否定しなかった。

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