石川遼が変革第2章 スイング改造に続く課題「ゲーム運びや状況判断のレベルアップ」は来季へ継続「もうやるしかない」
男子ゴルフで今季2勝を挙げツアー通算20勝とした石川遼が25日、千葉県内で行われた所属事務所のイベントに出席した。2025年へ向けて「もうやるしかないっていう感じ」と話し、今季からの継続課題であるゲーム運びや状況判断の改善へ並々ならぬ決意を見せた。
今季は6月のプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品と11月の三井住友VISA太平洋マスターズに勝利。この1年を「自分の良さを伸ばせたのは今までで一番の年」と振り返った一方で、「潜在的に眠ってた悪い部分は引き続き悪いまま」と課題克服には至らなかったと明かした。
技術的にはここ数年間取り組んできたロングゲーム克服のためのスイング改造が実を結びショットの精度はさらに向上。「試合の中でのゲーム運びだったり、些細な状況判断だったりがレベルアップできれば、全体的に底上げできるかな」と次なる課題に取り組んでいるが、今季の一打一打を振り返ると「楽観的すぎる時もあるし、悲観的すぎる時もある。1年でそれほどよくできなかった」と進歩がなかったことへの危機感が募る。
究極の目標は世界一だけに「そこ(状況判断のミス)で1打、2打、簡単に落としていたら絶対に世界一になれない。僕のレベルでは。飛距離も普通だし」と石川。今年は2次で敗退した米ツアー予選会は来年も挑戦予定。「自分の中では来年、覚悟を持って。(課題克服は)長い戦いになりそうな感じだが、1年間1ミリも進めてなかったらどうなっちゃってんのっていう感じ」と強い気持ちで2025年に臨む。