女子ゴルフ 昨季年間24位の原英莉花が単年シード権放棄 JLPGAが発表 今季は米女子下部ツアー参戦の意向

 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は15日、昨季年間ランキング24位に入った原英莉花が2025年シーズンの単年シード権を放棄したと発表した。本人からの申し出をJLPGAが受理した。

 原はかねて米女子ツアー挑戦に意欲を示しており、23年から2年連続で同ツアー最終予選会に出場。昨年の最終予選会は予選落ちだったが、米下部・エプソンツアーの参戦を表明していた。

 なお、米下部ツアーの年間ポイントランキング上位者には本ツアーの出場権が与えられる。

 JLPGAの単年シード選手には、JLPGAツアー規定第23条(単年シード選手の出場義務試合数)で、各年度の開催試合数の60%以上の数の試合に出場しなければならないと定められている。また第23条(単年シード選手の前年度欠場競技の出場義務)では、単年シード選手は前年度の欠場したJLPGAツアーの競技に出場しなければならない、と定められている。

 国際ツアー登録をした選手はこれらの義務が免除されるが、米女子下部ツアーを主戦場にする場合は国際ツアー登録の対象外のため免除されない。

 ただし通算5勝を挙げている原は、今季も日本ツアーに特別登録者として年間8試合まで主催者推薦出場が可能。歴代優勝者である日本女子オープンにも出場できる。また、日本女子オープン優勝による複数年シードを保持しており、これを行使すれば期限内であれば日本ツアーに復帰できる。

 以下、JLPGAツアー規定から抜粋。

 第14条(シード選手)5.本条第1項の表の各号のシード条件に該当する者のうち、シード権の放棄を望む者は、トーナメント事業部に対し、その旨を記載した書面を提出することにより、シード権を放棄することができる。ただし、同表の各号のシード条件の複数に該当する者がシード権の放棄を希望する場合には、当該者は、行使を開始していない複数年シード権を除き、その全てのシード権を放棄しなければならないものとする。

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