女子ゴルフ 申ジエの25年度出場資格を「複数年シード」に訂正 昨季出場20試合で出場義務21試合を満たさず
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は26日、申ジエ(韓国)の2025年度JLPGAツアー出場資格に一部誤りがあり、訂正したと発表した。これまでは「メルセデス・ランキング(年間ランキング)シードと複数年シードを付与」としていたが、正しくは「複数年シード:同一年度公式競技3勝の者(7年)」だった。
申ジエは18年にワールド・サロンパス・カップ、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯、ツアー選手権リコー杯に優勝。「同一年度3勝の者」として翌年から7年間のシード権を獲得し、19年から当該シードの行使を開始した(期間は26年まで)。
JLPGAのツアー規定では第14条第2項で「メルセデス・ランキングシード条件と複数年シード条件の双方に該当する者は、メルセデス・ランキングシード条件の該当者とする」との旨が定められている。このためメルセデス・ランキングシード選手として扱われていた申ジエは、2024年は21試合(日本女子オープン選手権、ツアー選手権リコー杯を除くツアー開催試合の60%以上)に出場義務があった。しかし24年の出場は20試合(国内16試合、海外主要トーナメント4試合)だったために1試合足りず、JLPGAツアー規定第23条(単年シード選手の出場義務試合数)の第1項「単年シード選手は各年度のJLPGAツアーの開催試合数の60%以上(小数点以下第1位切り上げ)の数の試合に出場しなければならない」に違反すると判断された。これにより、25年度についてはメルセデス・ランキングシード選手に該当せず(ツアー規定第23条第8項)、複数年試合に該当するとした。