蟬川泰果 「疲労骨折判明し国内ツアー専念に方針転換」 肋骨3本が折れる
プロゴルファー・蟬川泰果(24)=アース製薬=が17日、出身地である兵庫・加東市役所で「蟬川泰果 Eagle Donation for Future Supported by 住友生命」による寄付金の贈呈式に参加した。
取材に応じた蟬川は現在、肋骨を3本、疲労骨折していることを明かし、下部ツアーからPGAツアーを目指していた今シーズンは方針を転換、国内ツアーに専念することを明かした。
1月から参戦していたコーンフェリーツアー(米下部)の4戦目となる、コロンビアでのアスタラ・ゴルフ選手権(2月6日開幕)直前のプロアマ戦で「背中に痛みを感じました。次の日(開幕日)は靴下がはけないほど」となり、同大会を棄権。
痛みを抱えたまま2月11日に帰国し、チャリティートーナメントに出場するなどしていたが、今月になって精密検査をしたところ、骨折が判明したという。
コーンフェリーツアーは5月までのいくつかの試合で出場権を得ていたが、それまでにゴルフを再開するめどが立っていないため「今年は断念します」と蟬川。
失意もあったが「今は日本に集中しようと考えています。賞金トップ5ならアメリカのQスクール(予選会)2次から出られますし。賞金王を狙っていきたい」と切り替えを図った。
この日は優勝トーナメント数、イーグル数などをポイントにして、それに応じて寄付額を贈るというチャリティーで、出身地である加東市に寄贈。全額(詳細額は非公表)が同市のジュニアゴルファー育成に充てられる。
同チャリティーを続けて行きたいとする蝉川はさらに大きな額を寄付するためにも「(故障を完治させ)昨年以上の成績を残したい」と力を込めていた。