「男子ゴルフ・プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品・第１日」（２６日・西那須野ＣＣ＝パー７１）

　降雨によるコースコンディション不良および天候回復が見込めないため、半数の７８人が競技を完了できずサスペンデッドとなった。順位は暫定。６４の大岩龍一（２７）＝フリー、米沢蓮、川上優大、田中裕基が首位に並んだ。１打差５位に岩崎亜久竜、金子駆大、中西直人ら４人が続いた。昨年覇者の石川遼は７ホールまで終え、１オーバーとなっている。

　初勝利を狙う２７歳の大岩が９バーディー（２ボギー）の猛チャージで６４をマークし、暫定トップの好スタートを切った。「アンダーで回れればいいくらいの感じだったので、思ったよりうまくできた」と頬を緩めた。

　今月初旬のＢＭＷツアー選手権森ビル杯で今季初めて予選落ちし「精神的にゴルフをやりたくなかった」と休養に努めてから臨んだ一戦。前半の１１番でバーディーを先行させると、１４番からは圧巻の６連続バーディー。特に折り返しての１番は右の林の中から残り１５５ヤードの第２打をピン奥１・５メートルにつけるスーパーショットでギャラリーを沸かせた。

　ただ、雨が降る前の好条件がはまったこともあり、過信する様子はない。「今日は今日ということ。調子はあまり良くないので期待せず頑張る」と控えめに意気込んだ。