小野祐夢、ホールインワンの賞金は愛犬の遊び場作りに 「予想外。うれしかったです」 プチドッグラン計画が再始動へ

 賞金1000万円のかかる15番でホールインワンを決めた小野祐夢(大会提供)
 第2日、15番でホールインワンを達成した小野祐夢
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 「女子ゴルフ・アース・モンダミン・カップ・第2日」(27日、カメリアヒルズCC=パー72)

 小野祐夢(27)=ニチコン=が15番パー3でホールインワンを達成した。実測182ヤードで、5番ユーティリティーを使用。

 それまであまりチャンスがなく「やっとピン方向に行ってくれた。チャンスにつくかな?と思って、ティーを拾ってからボールを見たら、入るのが見えました」と声を弾ませた。

 「予想外。うれしかったです」と小野。それもそのはずで、このホールには大会を通じてホールインワンした選手に1000万円の賞金が与えられる(複数均等割)。

 4番にも1000万円。9、13番は600万円と、いずれも高額だが、1000万円は史上最高額でもある。

 賞金は「ワンちゃんと遊ぶスペースを作りたい」と小野。ボストンテリアの「まる」(7歳)、フレンチブルドッグの「ぐる」(6歳)、チワワの「ここ」(4歳)と3匹飼っており、トーナメント出場中は、家族から送られる犬たちの動画が「何よりの癒やし」という。

 岐阜の自宅の駐車場を改造して、プチドッグランを作る計画はあったものの「お金がかかるので」頓挫していたが、このホールインワンによって、小野家のビッグプロジェクトが、再び動くことになった。

 プロ10年目。目標は初の「シード」と言い切る。プロとして試合を続けながら、早大eスクール・健康福祉科学科を卒業し、主にメンタルについて学んだ頭脳派の側面も持つ。

 通算1オーバーで予選突破。4日間大会であり、高額賞金大会でもある。当然、ポイントも高い。残り2日、「いい戦いをしたい」。上位にいけばいくほど、シードに大きく近づく。ホールインワンを、最高の契機としたい。

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