ルーキー荒木優奈が笑顔の初優勝「粘り強く戦えた」 最終組で同組の柏原明日架の猛追プレッシャーかわし逃げ切り
「女子ゴルフ・ゴルフ5レディース・最終日」(7日、ゴルフ5Cオークビレッヂ=パー72)
ルーキーの荒木優奈(20)=Sky=が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算12アンダーで初優勝した。
台風の影響で2日間開催となった最終日、荒木は初日に8アンダーで並んでいた柏原明日架、稲垣那奈子と最終組でスタート。2番でボギーとしスコアを落としたが、5、6、7番で3連続バーディーを奪い、後半の12、13番でもバーディーでスコアを伸ばした。16番でバーディーを奪った柏原に1打差に迫られた。
1打差で迎えた18番パー4は、2打目勝負。先に打った荒木は、カップが切られた上の段に届かず、下からの長いバーディーパットを残し、逆に柏原はピン上のカラーまで攻めていった。荒木のファーストパットはカップをそれ、ピン上1・5メートル。柏原が上からのバーディーを決められず、パーでフィニッシュ。荒木にとっては5度目の首位発進。今大会は2日間の短縮競技となった中「これまでは(首位発進すると)2日目に崩していたので、チャンスと思って」と過去の自分を乗り越えた。最後はしびれるウイニングパットを真ん中から沈めて、念願の優勝をついに果たした。
優勝インタビューでは「本当にうれしいですし、長く感じたんですけど、最後まで粘り強く戦えてよかった。2勝目、3勝目目指して残りのシーズンも頑張りたい」と笑顔で語った。
荒木のこれまでの最高順位はブリヂストン・レディースの2位だった。今年のルーキー優勝は、入谷響のニチレイ・レディース以来2人目となった。





