２０１１年からプロとして、ツアーに出ていますが、先週のＮＥＣ軽井沢７２トーナメントと、今週のＣＡＴレディースはどちらも初出場です。軽井沢は、昨年のリゾートトラストレディースの試合の時に訪れた街ですが、今年はホテルも軽井沢でしたので周辺をウオーキングしました。

　駅のすぐ前には大きなアウトレットがあって、とてもにぎわっていました。ショッピングは私も大好きなので、火曜日にはアウトレットに買い物に出かけました。目的はキャディーさんの誕生日プレゼントの購入です。

　今週の箱根は初めて行く街ですが、知らない街を訪れるのはとても楽しみです。行くだけでも楽しいし、生まれ故郷の徳島や、現在、住まいのある神戸とどんなところが違うのかって、分かっていくことも面白く感じます。

　イギリスから帰って来ての初戦が北海道。先週は軽井沢と夏でも涼しいかなっと思っていたところでの試合でしたが、北海道は思ったより湿度があって蒸し暑く、軽井沢は朝晩は涼しかったですが、昼間は気温が３０度を超える暑さでした。今週の箱根はどうかな？

　でも、ゴルフを仕事とする私たちには、暑い、寒い…風のあるなしなんて関係ありません。いつどんな時でも、コースと、その場所の天気を含めた自然全部が“相手”です。自分の体調のコントロール、ゴルフそのものの状態を整えたり、その時に持っているすべての力（体だけでなくコースマネジメントも入れた頭の使い方など）をぶつけて“相手”と戦うので、言い訳も泣き言もなしです。

　軽井沢での試合は、５アンダーの１７位で最終日を迎えましたが、ショットが思うようにコントロールできず、悔しい結果（通算イーブンパーで５０位）になってしまいました。でも、同い年で仲のいい成田美寿々ちゃんの優勝には、うれしくて涙が出ちゃいました。今週も初めての場所での試合。難しいこともありますが、甲子園で頑張った鳴門高校（６３年ぶりベスト８）のように、私も故郷にいい報告ができるよう頑張ります。

　堀奈津佳（ほり・なつか）１９９２年７月６日、徳島市出身。１０歳でゴルフを始め、中学２年から江連忠ゴルフアカデミーで腕を磨く。２０１１年にプロテスト合格。今年はＱＴ３５位の資格で開幕から出場し、４戦目のアクサレディースでツアー初優勝。１５９センチ、５０キロ。血液型Ａ。切れ味鋭いアイアンショットとパッティングが武器。サマンサタバサ所属。