44位でも、すごく勉強になったミズノC
とても楽しみにしていたミズノクラシックが終わりました。結果は1オーバーで44位でしたが、日本女子オープンの後、4試合連続予選落ちしていた私は「シーズンももうじき終わりだし、頑張らないと…」と思っていましたから、とても貴重な試合になりました。
特に決勝ラウンドは、今後の自分に必要なことを痛感する大事な一日になりました。17番(パー3)です。ボールがグリーンのカラーにあったのですが、ウエッジで寄せるか、パターを使うか?で考えました。結果はパターを使い、残り8メートルから“4パット”のダブルボギー。
実はこれまでずっと思っていたことですが、私にはアプローチのバリエーションが少ないんです。ボールをもっともっと高くも低くも、いろんなイメージのアプローチができないと限界があると思いました。それが、現実になったのが、17番のパターでのアプローチだったのです。オフの課題が見えました。
予選ラウンドも、とてもいい経験でした。初日に一緒だった韓国の韓熙円選手は、私と同じような年齢の時に日本ツアーに出場し、99年には賞金ランキング5位。01年から米ツアーを主戦場にしてこれまで米ツアーで6勝した選手だそうです。そして2日目に同じ組で回った柳簫然選手は11年の全米女子オープンに優勝しています。
さすがでした。2人とも、いいショットがピンに絡むのは当然ですが、ミスした時の“幅”が小さいんです。柳さんはなかなかボギーをたたかない。韓さんも精神的に落ち着いていて、切り替えも上手でした。「いろんな経験をしてるんだろうなあ」と思いました。でも、こうして新しい経験をした私にも、それを生かせる日が来る-と思える、とても大事なラウンドになりました。そして、2日目には宮里美香さんとも初めて回ることができ、いろんな話を聞くことができました。すごく勉強になりました。
今週は伊藤園レディース。関東での今シーズン最後の試合です。応援に来られるたくさんのギャラリーの方のためにも、いいプレーをお見せできるよう頑張ります!
堀奈津佳(ほり・なつか)1992年7月6日、徳島市出身。10歳でゴルフを始め、中学2年から江連忠ゴルフアカデミーで腕を磨く。2011年にプロテスト合格。今年はQT35位の資格で開幕から出場し、4戦目のアクサレディースでツアー初優勝。159センチ、50キロ。血液型A。切れ味鋭いアイアンショットとパッティングが武器。サマンサタバサ所属。