松山 股関節に痛みで棄権 直前に決断

 「米男子ゴルフ、ホンダ・クラシック・第2日」(26日、PGAナショナル=パー70)

 松山英樹(24)=LEXUS=は股関節の痛みのためスタート前に棄権した。71だった岩田寛は通算6オーバーで2戦連続の予選落ち。7日終了のフェニックス・オープンで米ツアー2勝目を挙げた松山は、第1ラウンドは71で首位と6打差の40位だった。連日の66をマークしたリッキー・ファウラー(米国)が通算8アンダーで首位に立った。

 松山はスタートの20分ほど前にコースを去った。「ちょっとした動きの時に痛みが強い。無理すればできると思うが、無理して指を痛めた時もある」と大事をとった。一昨年は左手首痛で第2ラウンド前に棄権し、昨年は休養をとるため出場を取りやめた大会で、またも戦い抜くことはできなかった。

 7日にフェニックス・オープンで優勝したが、その時から腰に痛みがあったという。前週は大会前に体調不良。「何らかの形で体に負担がかかっているかなと。かばってやったのがこの結果かなと思う」と原因を探る。次は3月3日開幕の世界選手権シリーズ、キャデラック選手権。「これ以上悪化するとたぶん歩けないところまでいく。来週もあるし、悪化させたくない」と出場の意欲をのぞかせた。

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