元モー娘。飯田圭織、長男が6カ月で死去 腎臓疾患で闘病…朝に様子が急変
元モーニング娘。のタレント・飯田圭織(27)が、今年1月に出産したばかりの長男を、7月に慢性腎(じん)不全で亡くしていたことが28日、分かった。飯田はショックで相当落ち込んでいたというが、周囲の励ましもあり「明るく前向きで生きることが一番の供養」と徐々に自分を取り戻したという。その後関係者と協議。明るく前向きに生きるため、来年1月10日のハロー!プロジェクトのコンサートで仕事復帰するという。
ショッキングすぎる。生まれたばかりの愛息が、7月にわずか半年で死去。飯田は「とてもつらく悲しく、ただ泣くことしかできなかった」と、ファクスでコメントを寄せた。
今年1月22日に長男を出産。だが息子が生きた6カ月は、ほとんどが闘病生活。生まれた時から腎臓に疾患があり入院治療が続いた。新米ママの飯田は、毎日病院に通った。回復への思いが通じ、4月には無事退院。その後も順調に育っていた。だが7月27日の朝、息子の様子が急変。すぐに病院へ駆け込んだものの、そのまま息子は、短い人生に幕を閉じた。
長男を出産した際、飯田は「抱いたときは、何ともいえぬ喜びと感動にあふれ、涙がとまりませんでした。同時に『この小さな命を守るのは、この世の中で私たち夫婦しかいない』と責任感と親心が芽生えた」とコメントした。この言葉は、息子と一緒に病気と闘う決意表明でもあった。
愛息の死後、飯田は2カ月ほどは何も手に付かない状態。そのため公表することもできなかった。だが、夫で元7HOUSEのボーカル・ケンジ、両親、友人ら周囲の励ましで次第に気持ちは回復。納骨を終えた9月下旬には「明るく生きていくのが息子にとって1番の供養」と前向きに考えられるようになった。
“前向きに生きること”は何か?。飯田が出した結論は歌うことだった。スタッフと相談し「最初はファンのみなさんの前から」と09年1月10日、中野サンプラザでのハロプロコンサートでの復帰を決めた。
「私なりに頑張って、息子のためにも一生懸命生きていきたい」。悲しみを乗り越え、頑張る母。天国の息子もきっと応援してくれるはずだ。