山田洋次監督、正蔵の演技は「相当ひどい」
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映画監督の山田洋次氏が1日、都内でシネマ落語「落語研究会 昭和の名人 四」公開記念トークイベントに登場し、落語家・林家正蔵の演技を辛口評価した。
イベントで落語家・柳家花緑と対談した山田監督は、最新作「東京家族」(2013年1月公開予定)で俳優として起用した正蔵について「本読み(脚本の読み合わせ)のときに相当ひどくて『まいったな』と思いましたよ」と明かした。
現場でも、正蔵のためにテストと撮影を何度も繰り返す羽目になったことを苦笑いで告白。最後は「あの人の善人ぶりが、におうように出てよかったと思います」とフォローしたものの、日本映画界の巨匠を困らせる演技だったようだ。